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大学の夏休みに地元のコンビニのバイトをしていたら中学、高校と一緒だった明日花キララ似の後輩女が客として現れた。

その時は確か後輩だよなぁーくらいで平常通りの接客をして、お釣りを渡したところで俺の名前を確認して微妙な笑顔を浮かべて帰っていった。

それから一か月くらいした時に後輩女が新たなバイトとして入ってきたけど、実は俺が中学時代に告白されて、ろくな返事も出来なかった相手だった。

そんな過去のことを思い出して気まずくて、最初は俺と二人の時なんて仕事教える以外は微妙な雰囲気だった。

だけど、話してみたら予想以上に明るい口調で、なんか緊張も一気に解けて仲良くなって、楽しくバイトが出来るようになった。

後日、バイト上がりで夏の真夜中にニケツツーリングに行って、近場で済ます話からなぜか一つ県を跨いでいた。

そうしたらちょうど後輩女の通う大学の近くだったこともあって、どこか休憩をする流れから下宿先に行くことになった。学生らしい1Kの部屋に入ったら微妙に緊張していると、後輩女の方から促されてエッチしちゃった。

その後、各々の実家に帰って夕方からのバイトに行って、今度は俺の方から告白してコンビニのバックヤードで結ばれた。そんな体験談。

大学の夏休みの間だけ地元のコンビニでバイトさせてもらえることになった。

俺は夏の間友達と遊ぶ約束と、バイクでツーリングに行く以外は特にこれといった予定はなかったのでバイト入れまくった。

地元だけにバイト先には友達もよく来てくれた(茶化しに)し、母校の先生に声かけられるわで、恥ずかしいながらもけっこう楽しんでたんだよね。

それで、バイト初めて2週間ぐらいたった時に、さっき言ってた後輩の女が客として現れたんだよ。俺は、たしか後輩だよなーくらいで、まったく気にせず平常通りの接客をした。

そしてお釣りを渡したところで、その後輩が「○○さん(俺の苗字)ですよね?」って言ってきた。

友達とかだったら少し冗談を交えて返せるのに、このときは突然すぎて「え、うん。よくわかったね」っていう糞みたいな返ししかできなかった。その後輩はなんか微妙な笑顔を浮かべて店から出て行った。

それから1ヶ月が経とうとしてた時に、またその後輩が店に来た。そしたらコンビニの裏っかわ(バックヤードだっけ?)に社員の男と入って行った。

その様子を見て一瞬エロい想像をした俺を誰が攻められよう。2人は15分くらいで出てきて、レジにいた俺の方に向かってきた。

社員「明日からこの子入るから、よろしくね」
後輩「よろしくお願いします」
俺「ん、・・・?よろしくお願いします・・・」

そこで思い出したんだが実は中学3年の時にこの後輩からラブレターをもらったことがあってね。その頃シャイすぎた俺はろくな返事も出来なかった。

部活帰りにいつも待ち伏せしてた後輩に見つからないように遠回りして帰ったりして、なぜか遠ざけてたんですわ。当然その後は気まずさしかなくて、後輩と俺は全然話したりしなかった。

それが今になってまさかのバイト先が同じ。あっちは何も思ってなかったとしても気まずいと感じてしまった以上気まずいもんは気まずい。

んで次の日のバイトでさっそく二人きり。レジの打ち方、検品、掃除、廃棄を処分するタイミング、たばこの銘柄とかを簡単に教えた。

仕事をしてれば時間はすぐすぎるけど、平日の暇な時間帯だったから客もちらほら、そんな日に限って知り合いも来ない。とりあえず、学校もバイトも先輩の俺がどうにか盛り上げないとすべてがキツイ。

でも、初日はほとんど何も話さないで終了して、俺の方が早く帰宅して次の日は休みだった。

それで休み明けの夕方から出勤。バイクで職場に行ったらその後輩の車がある。今日いるのかー・・・とか考えつつ着替えて仕事。

俺と入れ替わりの美人のバイトさんが帰って行き、また二人っきり。とりあえず無難な話題から入ってみる。

俺「仕事はどう?なんとかなりそう?」
後輩「んー、どうですかね?」
後輩「とりあえず電子レンジの使い方は覚えました!」
俺「笑」
 
話してみたら予想以上に明るい口調で、なんか俺の緊張も一気に解けてしまった。それからは後輩からどんどん話してくるようになり、なんか変な心配がなくなって、勝手に作っていた壁はすぐに崩れた。

もうその子とバイトが一緒なのが楽しくなってきて、暇な時間帯はこっそり廃棄を食べながら世間話をするのが日課になってきた。

俺のくだらない話にも笑ってくれるし、普通に同級生と話しているような感覚で話をしてた。

そしていつも通りくだらない話をしてると、突然後輩が話を切り替え、「○○さん、高校のとき××さん(俺の元カノ)と付き合ってましたよね?」と言ってきた。

俺「ん?そうだけど、あれ?何の話だっけ?」
後輩「私○○さんに中学の時手紙渡しましたよね?」
俺「・・・(逃げたい怖い)あー、あの時はほんとごめん。」
後輩「私すごいショックで、ずっと学校行きたくなかったんですよー」

後輩は明るい口調で話してくるけど、それが逆につらい。やばいエヴァンゲリオンのシンジ君みたいに逃げたい。逃げちゃだめだと自分に言い聞かせ勇気を振り絞って、心の底から謝ろうとした。てか謝った。

そこで客が来て、一時休戦。頼むからお客さん店から出ないでくれ。2時間ぐらい立ち読みしててくれと思うのもむなしく、すぐに出ていく客。

後輩「もう気にしないでくださいよ!」
後輩「だからこれからは普通に仲良くしてくださいね!」

そんなことを言われた俺はあぁ、この子は天使なんだなと実感。でも「そうだね・・・」と相変わらず気の利いたことを言えない自分に嫌気がさしたのをはっきり覚えてる。

それから後輩の子が入って2週間くらいしたある日、その日は後輩は休みで、俺は17時から24時までのバイトに黙々と励んでいた。

21時を過ぎるとくっそ暇で、まじでトイレでオ○ニーでもしてやろうかっていうくらい暇だった。一緒の時間にバイトしてる30手前のおっさんはカメラの死角で携帯ゲームしてやがる。

俺は裏で廃棄でも食うかなと思い、裏に逃げ込んだ。そしたら来客のベルが鳴って、「誰か来たなーまぁいいか、レジに人いるし。」と思ってたらその客は後輩の女。今日バイトじゃないよなとか思いつつ、表に出て話しかけてみた。

俺「今日はお客さんとして?」
後輩「そうですよー。地区のバレーの練習の後です。」
俺「それにしてはシャンプーみたいな匂いするけど??」
後輩「変態ですか!銭湯行ってきたんですよ」
俺「変態ではないはず・・・。」
後輩「○○さん24時までですよね?」
俺「あ、うんそうだけど。どっか連れてってくれんの?」
後輩「普通逆ですよね・・・笑」
後輩「バイクでどっか連れてってくださいよ!」

そんな流れで夏の真夜中にニケツツーリング決定。バイト終了後、とりあえずヘルメットを調達して、俺のフルフェイスを後輩にカブせ、俺は近くの友達に借りた半ヘル。

どこに行こうって話になって、近場で済ます話からなぜか一つ県をまたぐロングツーリングになってしまった。まぁ明日も夕方からバイトだしいいかって考えながらバイクを走らせる。

半ヘルは顔に虫が当たってえぐい。そんなことも知らずに後ろで楽しそうな後輩。その様子を感じつつ、こんな夜も悪くないなって思っている最中、顔に大型の虫を食らう。

そんな事故も二人にとってはただの笑い話。さて、県をまたいで来たはいいけど、この辺の地理に全く詳しくない俺。

俺「どうする?ファミレスかなんかでなんか食べる?」
後輩「あ、私この辺詳しいんで何でも聞いてください!」
俺「そうなの?よく来るの?」
後輩「まぁよく来るっていうか、大学がこの近くなんですよ」

俺「そうなの?じゃぁとりあえずどっか休憩できるところで」
後輩「この辺ファミレスないんでとりあえず家来てみます?」
俺「え?あぁ下宿かぁ」
俺「後輩がいいんなら少しだけ」
俺「そこで休みながらこの後の計画でも立てるかー」
後輩「じゃぁこの先のコンビニで買い出しですねー。」
後輩「その先は案内します!」
俺「じゃぁ出発しようか」
 

普通に眠気がピークに達していた俺は、あわよくばそのまま寝てしまおうと考えていて、そんな邪な考えは全く、いやほとんど、いやいや少しだけしかなかった。

近くのfaが付くコンビニで買い出しを済ませ、家に到着。学生らしい見事な1K。帰省中のためか、生活感がなく見えた。とりあえず部屋に入るが身動きが取れない。あれ?今これどういう状況?

唐突にテンパり始め、座ってくださいと言われたから座ってみる。落ち着かない。後輩の方から話を振ってくれたので助かったが、なぜか緊張が取れない俺。

童貞は高校の時に捨てたつもりだが、妙な緊張感があった。すると後輩が「またエロいことかんがえてるんじゃないんですかー?」と笑顔で言ってきやがった。

俺「た・・・多少・・・。」
後輩「笑」
俺「笑」
 
やばい。我慢できない。そばに寄ってきた後輩を普通に抱きしめてしまった。そうしたら「えへへ」という笑い方に完全にスイッチが入った。

すると後輩が「今日はほんとバイクに乗せてくれてありがとうございました!」と言った。すごい笑顔だ。こんな笑顔のまぶしい子に一度でも悲しい思いをさせた俺は死ぬべき。

ようしこのまま俺のアレをああしてこうして・・・でもそう考えると同時に、俺の理性が見え隠れし始めたが動けなくなった。

後輩「○○さん?」
俺「ん?」
後輩「私も我慢してるんですよ?」
俺「・・・ん?」
 
そしてキスをして、ブラのホックを華麗に外し、俺が後輩の胸をわしわししているところで後輩が「○○さん、彼女いないんですか?」と聞いてくる。

俺「確認おそいな・・・笑」
俺「いるって言ったらどうする?」
後輩「どっちですか!」
俺「・・・!まぁいないけど。」

俺「もしいるって言ったら後輩はどうしてた?」
後輩「んー。私も彼氏いるからおあいこで!」

俺「え」
後輩「アハハ」
 

思考が一時停止。まさか美人局?バイト先に転がり込んできたのも俺から金をふんだくるためか?カメラはどこだ?玄関から怖い人が来るのか!?殺されるのか・・・?

俺「ん・・・全然おあいこじゃないよね・・・?」
後輩「えー?何がですか?」
俺「彼氏いるのにこんなことしてていいの?
俺「いやいかんでしょ。」
後輩「胸触りながらの説得力のなさww」

そんな感じで軽くあしらわれる。

後輩「彼氏、全然私のこと見てないんですよ」
後輩「愛してくれてないし。あいつ浮気してるし。」
後輩「だからおあいこでしょ?」
俺「え、彼氏とはおあいこかもしれないけど・・・」
俺「なんだろ。不戦敗?いや、この状況は不戦勝か」
後輩「わけわかんないこと言ってないで続きしましょ?」
俺「・・・」
後輩「笑」
 
妙なやり取りにすげー腑に落ちない・・・と思ったが結局、2回もそのままゴム無でやってしまう。先輩としての威厳0。まぁ最初からないんだろうが・・・。

そのまま眠りについたようで、朝起きると辺りは祭りの後。俺はパンツだけ、後輩はTシャツのみ。そんで朝っぱらから一発かましてしまい、朝ごはん(昼前)をマクドで済ませて二人でバイクで地元へ。

俺ら2人ともこのあとバイト。1回別れて各々の実家に帰り、着替えたりして俺の方が2時間早くバイトに出た。

後輩はどんな顔をしてバイトに来るのか。それだけが気がかりで仕方がなかった。もし笑顔がなかったらどうしよう。すこし怖かった。

そうこうしているうちに後輩の軽自動車が見えた。来るぞ・・・。入ってきた後輩は、笑顔だった。というよりは、すこし照れている感じだった。正直たまらんかった。

んで、後輩と入れ替わりのバイトさん(おっちゃん)が帰って2人っきり。笑顔だったとはいえ多少気まずい。俺はもう完全に後輩に心を奪われていた。

でも後輩には一応彼氏いるし、なんか後輩も彼氏と別れないあたり、やっぱりなんだかんだで彼氏のことが好きなんだなって考えたら何も行動できなかった。

不思議な雰囲気の中、時間になったので俺が棚から廃棄となる弁当をかごに入れて、バックヤードに運び込むと、レジにいた後輩が扉を開け「○○さん?」と俺の名前を呼んだ。

俺「どうした?」
後輩「あの、昨日嘘つきました。」
俺「何が?嘘が混じるような会話したっけ??」
後輩「その・・・、本当は彼氏いないんです」
俺「え」

俺「それが嘘でしょ?」
後輩「いや、ほんとにいないんですよ」

俺「全然意味わかんないよ?なぜそんな嘘を?」
後輩「怒りました?」
俺「いや、怒るも何も・・・」
後輩「昨日なんであんな嘘ついたか全然わからない・・・」
後輩「だってつく必要ない嘘じゃないですか。」
俺「うん。それ。かんぜんにそれ。笑」
後輩「ですよね。意味わかんない。」

少しだけ後輩の表情が曇ったように見えた。


俺「でもよかった。」
後輩「?」
俺「彼氏いるのに昨日みたいなことしてさ。」
俺「お互い罪悪感持ってしまうことになるからね」
後輩「罪悪感もってたんですか?」

俺「多少・・・。」
俺「後輩に変なもん抱えさせたんじゃないかって。」
俺「それに今日どんな顔して会えばいいかわからなくてね。」
後輩「ごめんなさい」
俺「謝るなって。とりあえず笑おう」

後輩「笑」

俺「あとね、俺すごい安心した。」
後輩「罪悪感から逃れられてですか?」
俺「んー、まぁそれも多少含め・・・。」
後輩「ほかにも何か?」
俺「安心したっていうか、うれしい。」
後輩「うれしい?」

俺「・・・。ちょっと恥ずかしいこというよー」
俺「俺ね、好きになってしまったみたい。付きあってよ」
後輩「笑」
俺「笑」

後輩「○○さん?」
俺「///ん?」
後輩「恥ずかしいですか?」
俺「た・・・多少」

後輩「えー、私昔○○さんに返事先延ばしされて・・・」
後輩「そのままスルーされたからなー笑」
俺「!!いや、あれは本当にごめんて!」
後輩「えー、どうしようかなー」

ベルがなる。客だ。まじかよこのタイミングはない。やばい逃げたいどうしよう。行けると思ったのに! 後輩はダッシュでレジに向かう。

しばらくバックヤードの整理をするふりをして引きこもっていたら、店員を呼び出す音がした。レジ混んでるのかと思いきや表に出ると誰もいない。後輩もいない。不思議に思いつつレジに入ると後輩が座って隠れていやがった。

俺「!」
素直に驚いてしまった。
後輩「アハハ」
後輩「○○君!」
俺「君?」
後輩「ごめんなさい!」

俺「!!」
俺「えー・・・そのごめんなさいは・・・」
俺「告白に対する返事??」

後輩「フフ」
俺「(死んだか)」
後輩「違くて、さっき裏ですぐ返事しなかったことです」
俺「?」
後輩「○○さんの真似ですよー。」
後輩「昔のことに関していつまでも謝って。そのときの○○さん見てるの面白くて。」
 
俺「・・・」
後輩「○○君、私も大好き」

俺「・・・それは本当だよね?」
後輩「はい。なんで昨日言ってくれなかったんですか?」
俺「いやだって彼氏いるとかいうから・・・」
後輩「そうでしたね!笑」
 
俺「(あ、おれ尻に敷かれるタイプだわ。)」

後輩「ほんとうに付き合ってもらえるんですか?」
俺「いや、むしろそれを今俺がお願いしたはず・・・。」

俺・後輩「笑」


その時の時間が22時前。田舎のコンビニにつき、普段ならこの時間は死ぬほど暇。でもその日は様子がだいぶ違った。とりあえず2人でまたバックヤードに行った。カメラの死角で、付き合って初めてのキスをした。

前日のキスとは比にならないほどの高揚感。バイト中になにしてんだとも思ったけど止まらない。そのままバックヤードにてフェラチオ。

途中で客が来て、膨らんだ股間をベルトで挟み込んでレジにダッシュしたのはいい思い出。客が帰ると続きをする。

そんな2人が付き合い始めた頃にはすでに俺の夏休みと同時にバイトも終了が近づいていた。でもその後もバイトが被るたびにバックヤードに行ってイチャイチャしていた。

そして、俺のバイト最終日、最後も夕方5時から後輩と仕事だった。最後の最後はコンドームを俺がレジに持っていき、後輩が会計を済ませるという接客の茶番までやってみた。

後輩「袋入りますかー?」
俺「あ、いりません」
 
完全茶番でそのゴムをトイレで使用。客はこなかったけど、バックヤードよりも客が近づきやすいトイレでやってたことによる緊張感か、二人ともものすごい興奮していた。

そして俺がバイトを抜けた後、少しだけ夏休みの長かった後輩はあと数日勤めて辞めた。俺はその頃地元から400キロほど離れた場所にある大学に行っていて、後輩の方は地元の隣の県だった。

そっから遠距離恋愛開始。不安はあったものの、月一でお互い行き来することによって順調に続いた。

そして大学卒業後、俺は地元に戻り就職。就職したとはいえ距離が近くなった分毎日のように後輩のところに足を運んだ。

そんなこんなでコンビニのバックヤードにて結ばれて、今は後輩が嫁になって子供も生まれて幸せにやってます。

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