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俺の妹は中二病をこじらせて二重人格のわけがない他

エロい描写はほとんど無いけど、妹の萌えた短い話を2つ紹介。

1つは皆が発症する中二病の話で、なぜかうちの妹はある時から二重人格だった。まぁ小説家になろうにも似たような話があったけど、時々魔族の人格が表に現れて全然態度や話し方が変わり、食事の時に母親とバトルした話。

もう1つは俺が暑くて居間にあったエアコンを冷房にして涼んでいたら、妹に邪魔にされて、手を引っ張って起こそうとした。

俺は悪戯で逆に引っ張って、体制が崩れた時に抱きしめて、妹の反応を見てたら、暴れていたのが急におとなしくなって抱きしめ返してきた。そんな体験談。

とある妹のエピソードその1

中学生の頃、妹は二重人格だった。なんでも、火を見ると「影羅(エイラ)」という魔族の人格が現れるそうで、真っ暗な部屋の中で唐突にマッチを擦っては、「・・・ヘヘ、久しぶりに外に出られた。この小娘は意思が強すぎて困るぜ(笑」などと乱暴な口調で叫んだりしていた。

ある日、夕食の時に「影羅」が出たことがある。突然おかずの春巻きを手掴みでムシャムシャと食べ始めて、「久々の飯だぜ(笑」と言った。

しかし食べ物関係のジョークを一切許さない母が、影羅の頭にゲンコツ振り落とすと影羅は涙目になっておとなしくなった。それ以来、食事時に影羅が出たことは無い。

そして別人格とやらは、妹が高校に入った辺りでパタリと出なくなった。だから最近になって、大学生になった妹にその頃のことを尋ねたら、クッションに顔を埋めて、手足をバタバタさせてのた打ち回っていた。

とある妹のエピソードその2

ある時、俺が居間で寝ているのが邪魔だったらしく、「こら、起きろ」って妹が俺の手を引っ張って起こそうとした。面倒くさかったのとからかい半分で、引っ張られた手を逆に引いてやって、そのまま妹を抱いて床に押し倒した。

俺は目をつぶったまま妹の顔の横に俺の顔をつけて、そのまま寝たふり。「へんたーい!クソ!どけ!」と妹は俺の下で暴れたが、反対に強く抱きしめて妹を離さないようにする。

そのうちおとなしくなったので、そろそろ開放してやろうと思った矢先、なぜか妹は俺を抱きしめ返してきた。逆にからかわれているのかと思い、妹を抱きしめていた手を緩めて腰の方をやさしくなでてやった。

そうすると、妹が下半身を少しもじもじして、呼吸の間隔が長くなったのがわかった。俺の下半身もちょっと刺激され、これ以上はやばいと感じだった。

だから思わず「納豆臭い。お前歯磨いた?」と言って突き放すように妹を解放した。そうしたら妹は一瞬、動きが止まったように俺を見た後、顔を真っ赤にして立ち上がり、部屋から走って出て行ってしまった。

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