フランス語の勉強法
フランス語に憧れながらも勉強法で二の足を踏んでしまう理由は、フランス語のつづりと発音の難しさにあるようです。
けれども、音をマスターしないことには、声に出して例文を読む練習が出来ず、日常会話も通じません。
発音が出来れば大きな山をひとつ越えたことになるので、まず発音にテーマを絞った参考書にそって、一音ずつ丁寧に練習し、着実に正しい発音を身につけるようにしましょう。
なまりのないフランス語の歌を繰り返し聴き、物まね気分でそっくりな発声を目指すのも、面白いレッスンになります。
フランス語のつづりと音の対応関係を一通りマスターしたら、平易な文法の入門書を一冊仕上げてみましょう。文字の大きさやレイアウトの仕方、説明の口調など、自分の感覚にあう参考書を選び、自分のペースで少しずつ進めていきます。
フランス語の動詞の活用はほとんど規則的ですが、etre( ~である)aller(~に行く) faire(~する)といった頻繁に使う動詞の活用は不規則なので、そのまま丸暗記するしかありません。学習の補助として、ラジオやテレビの講座を利用するのもいい方法ですが、最低一冊はベースとなる参考書が必要です。いろいろ手を広げるよりも、一冊を何回か繰り返すほうが効果的です。
後は、数多くの練習問題にトライしながら、その都度基本に返り、理解度を深めていきましょう。また、上級者でも意外と手こずるのが、フランス語数字の表わし方です。
例えば70は60と10,71は60と11 80は4つの20 81は4つの20と1、と表現します。これは両手両足の指の数を基本とするケルトの二十進法の名残だそうです。
いちいち考えていては間に合わないので、反射的に口から出るまで練習するしかないですね。
フランス人は、自国語に対する誇りが高く、英語は案外使いません。ですから、短期間の旅の準備として、一から文法を学べない場合でも、旅行会話に限定した必須フレーズだけでも身につけておけば、現地の人とより実りある交流ができるでしょう。