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スコティッシュフォールドの性格と特徴


スコティッシュフォールドは、スコットランドの農場で、突然変異によって生まれた猫の子孫です。生まれつき、耳が折れ曲がっていたところから、フォールド(折りたたむという意味)と名づけられました。

以後、さまざまな猫との交配をへて、アメリカンショートヘアーとの交配が成功したことで、現在のような健康な骨格をした、スコティッシュフォールドの姿に落ちつきました。そのなかで、耳が折れているのは、全体の
3分の一くらいです。

スコティッシュフォールドの表情の豊かなまあるい目と、低い鼻、小さな耳がぴょこんと前に垂れ下がっている様子には、とても愛嬌があります。


一説によると、ドラえもんは、スコティッシュフォールドをモデルに考えられたそうです。しッぽは、胴体の3分の2以上の長さのものもあり、長いほうが、より健康だともいわれています。

絹糸のようになめらかな毛も、特徴の一つです。両手でやさしくマッサージしてやると、いっそうきれいな毛並みになります。毛の色は、真っ白、茶色、灰色など、ほとんど全色にわたっています。

湿度が高かったり、出産などでストレスがかかったりすると、もともと寝ていた耳が、立ってくることもあります。これは、治る場合と治らない場合があります。身体には、とても柔軟性があって、他の猫では、無理な細い隙間でも、するりと通り抜けることが出来ます。

同じ理由で、ぎゅっと抱いている腕を、いともたやすくすり抜けてしまうことが、よくあります。スコティッシュフォールドは、とても穏やかで、ひとなつこく、時には、少し抜けているのではと思うほど、楽天的な性格をしています。